あら汁がわかる!その魅力とは

あら汁は、魚の頭や骨、つまりあらの部分からダシを取って作ったお味噌汁です。
あら汁は、どの種類の魚からダシをとるかによっても、味わいがかなり異なるそうです。
そんなあら汁の魅力は、やはりコクの深さだと言えるでしょう。
普段は捨ててしまいがちな魚の頭の部分には、おいしいダシだけでなく普段はとりきれない栄養成分も詰まっていますから、それをじっくり煮ることで、みそ汁のなかに栄養成分が溶け出し、ムダ無く栄養を摂取する事が出来るのです。
特に、鮭や鯛などサイズの大きい魚からは、おいしいダシが出るので、お刺身を頂いた後に、身体をあっためると言う意味でも、あら汁は沢山の魅力を含んだ料理と言えるでしょう。

あら汁の保存方法

あら汁に使われるのは、鯛や鮭など大きなサイズの魚ですから、自宅であら汁を作っても1度で食べきれない事がよくあります。
一応火を通していても、魚介類を使っているあら汁の保存はどうするのが良いのでしょう。
すでに調理されたあら汁は、タッパーなど空気の入らない容器に移し替えて、冷凍庫で保存するのが一番です。
作った翌日までに食べきれるのであれば、冷蔵保存でも大丈夫ですが、調理後3日を過ぎると、臭いがして来る事があるので、出来立てのうちに冷凍してしまうのが一番です。
冷凍したあら汁は、1~2ヶ月持つので、食べる時に暖めて頂くのが良いでしょう。
ちなみに、解凍したあら汁は最長でも1週間以内に食べきるのが鉄則です。

あら汁の種類

あら汁の種類は、あら汁に使われる魚の種類によって異なります。
あら汁の中でも、一般的に知られているのが鮭のあら汁で、お刺身として身を取り除いた鮭の頭や、カマ、エラ、骨などを使ってじっくり煮ます。
味付けは味噌味のものが一般的ですが、地方によっては、シンプルに塩味、醤油味にしてもおいしいようです。
さらに、豪華なあら汁の具材として使われるのが鯛です。
鯛はご存知の通り、良いダシが出る事で有名なお魚ですから、おいしい鯛のお刺身を頂いた後は、そのあらで取った鯛のあら汁で身体を温めたいものです。
他にも自宅で良く作られるのが、ブリやイナダのあら汁で、小ぶりながらもコクの深い味が魅力です。

あら汁の有名産地

あら汁の産地とは、おいしいお魚の産地です。
特に、タイやブリなどが沢山水揚げされる石川県の能登半島では、新鮮なお刺身に合わせて、あら汁を頂くのが一般的で、普通の家庭でも夕食に良く作られるお料理なのだとか。
さらに、鮭のあら汁を作るなら、鮭の一大産地である北海道を忘れてはいけません。
新鮮な鮭のどんぶりなどに合わせて、頂くあら汁は北海道の漁港の定食屋さんでは欠かせないメニューなのだとか。
イナダなど、大きくない魚のあらでもあら汁は作れるので、いくつかの種類の魚を合わせて、海鮮あら汁を作ってみるのもオススメです。
新鮮なお魚が手に入る地域であれば、あら汁はどこでも簡単に作る事ができるのです。

あら汁の価格の目安

お魚のダシがしっかりしみ出しておいしいあら汁。
そんなあら汁は、魚をおろして、もう身が取れない骨や頭からダシをとるので、価格も比較的安いようです。
あら汁は、ちゃんとした日本食料理店で注文しても400円~700円ほどで頂けるのが一般的です。
この値段の差は、あら汁のダシを取る魚の種類によって異なり、ブリや鮭などのあら汁は比較的安く、かれいや鯛のあら汁は高い傾向にあります。
魚の一番おいしい部分からダシを取っているわけですが、特に鯛のあら汁は他の魚よりもコクとうま味が増して、とてもおいしいんだそうです。
ちなみに、あら汁は自宅でも簡単に作る事が出来るので、お刺身で余った骨や頭などを使って作ってみるのも良いでしょう。

あら汁の栄養と効能

あら汁には、どんな栄養成分が含まれているのでしょう。
あら汁の栄養成分は、使う魚の種類によっても異なります。
あら汁に使う部位は骨や頭の部分が一般的なので、そこからスープに溶け出すカルシウムや、鉄分の多い食材と言えるでしょう。
カルシウムはご存知の通り、骨、髪、皮膚、筋肉を作る上で欠かせない成分で、特に現代人には不足しがちな栄養成分と言われています。
カルシウムを沢山摂取すると、精神的にも落ち着くため、イライラを抑える効果もあるそうです。
そして、鉄分は血液を作る上で欠かせない成分で、鉄分の量が多ければ、血の再生も早くなる為、血管内の血栓を予防する効果があるんだそうです。

あら汁のおいしい見分け方

「お刺身を食べた後には、おいしいあら汁を頂きたい!」と言う方は少なくないはず。
あら汁は日本料理屋さんでも、定番メニューですが、日本料理屋さんのグレードや、使う魚の種類によって値段が大きく異なります。
なので、自宅でもお魚をさばいて、あら汁を作る家庭も多いのだとか。
おいしいあら汁には、おいしいお魚が欠かせません。
古い魚だと、あら汁にした時に臭いがキツくて飲みにくいので、あら汁には、お刺身に出来るほど、新鮮な魚の頭や骨を使うのがいいでしょう。
さらに、骨や頭の血の固まりなどを調理する前にキレイに取り除いておくと、あら汁のキツい臭いを抑える事が出来るそうです。
おいしいあら汁は、おいしい魚と、作り手の腕前が重要です。